久々のライブレポです!
去年10月のワンマンツアー以来のナカコーのライブに行ってきました!
対バンは、なんとあの向井秀徳率いる ZAZEN BOYS!
現在のロキノン系と呼ばれる、音楽の基盤を作ったSUPERCARとNumber Girlのフロントマン同士が、まさかの対バン!
前回のライブで発表を聞いたときから、胸アツでチケットを発売日にプレイガイドで速攻ゲット!
この2バンド観れて、3500円は安かったです!
そして、ライブ当日。
わくわくしながら、歌舞伎町の街へ。
実は、ライブ会場である新宿LOFTも名前を聞いたことはあるけれど、実際に行くのは、今回が始めて。その昔「ROCK is LOFT~SHINJUKU LOFT 30th ANNIVERSARY~」というコンピレーションを全て借りて聴いたことはありましたが、関わりとしてはそれぐらいでした。
で、そんな新宿LOFTですが、GoogleMapで調べて向かってみると、なんとTHE歌舞伎町なホストクラブのビルの地下2Fにライブハウスがありました!
中に入って、さらにビックリ!
ライブハウスとバーがひとつになっていて、どちらと言えばバーよりの空間。
歩行者用信号が立て掛けてあったり、天井にパイプがたくさん張り巡らされている、まるで秘密基地のようなライブハウスでした!
前回の恵比寿リキッドルームよりは、明らかにキャパが小さいので、今日は来れてよかったな!と思いながら、コインロッカーに荷物を入れ、ビールを頼み、後方最前へと移動。
ちなみに、コインロッカーは1回200円でした!これも安い!
Koji Nakamura
先行は、ナカコー!
メンバーは、前回のワンマンと同じく、以下の通り。
[Vo, Gt, Syn]
Koji Nakamura(ex.SUPERCAR,iLL,LAMA)
[Gt]
田渕ひさ子(ex.Number Girl,bloodthirsty butchers,toddle,LAMA)
[Ba]
345(ex.凛として時雨,geek sleep sheep)
[Dr]
沼澤尚(ex.THEATRE BROOK,blues.the-butcher-590213,DEEP COVER etc…)
舞台のカーテンが上がったあと、「あれ田渕ひさ子じゃん!」というような声がちらほら。
そんな中、「ひさ子ー!」と叫ぶ声が!
どうやら、ひさ子推しのファンがいたようですw
始まる前からの、ひさ子コールに苦笑するメンバー。
その流れで、ナカコーが一言。
「あ、ども」
ナカコー声ちっちゃΣ(゚д゚lll)!
ほんと、ビックリするぐらい小さかったですw
前回、最前だったから気にならなかったんやろうけども、後ろから見てたらマイク入ってるんかわからん感じの音量でしたwww
そして、続けてナカコーが一言。
「メンバー紹介します」
え、もうΣ(゚д゚lll)!!
初めてだよ、メンバー紹介1番最初にするバンドは!w
でもって、ようやく。
「じゃあ、始めますか」と、つぶやくナカコー。
ここからは、セトリを交えながら書いていきます!
1. Know Your Rights (LAMA)
出ました!
もはや、ナカコーソロの定番曲。
前回のライブを見て、LAMAの2ndを借りてようやく予習ができていたので、もう最初からノリノリ。
こういうシンプルな曲、大好き。
2. Rollin’ Rollin’ (SUPERCAR)
前回のワンマンでやってない曲キター!!!
セルフカバー盤「Re:SUPERCAR」にも収録されている楽曲。
実は、ライブ前に「前回やってなかった曲やるよー♫」とアナウンスがあったので、楽しみにしていましたが、まさかこの曲とは!
ローリン!ローリン!
3. Merry Dance (iLL)
またもワンマンでやってない曲!
しかも、私の好きなiLLの「ROCK ALBUM」から。
今後も、このアルバムからの曲をバンバンやってほしい!
特に、Cosmic Starとか…
3曲バンドサウンドが続いたところで、Macに手を伸ばすナカコー。
すると、あのイントロが…
4. WONDER WORD (SUPERCAR)
「わーーー!」という歓声があがり、SUPERCAR最後のシングル曲のイントロが流れます。
この曲を出したすぐぐらいに、SUPERCAR解散と聞いてショックを受けたのを思い出しました。
解散のニュースを初めて聴いたのが、お気に入りだったFMラジオ番組で、そのときMCがかけてくれたのが「WONDER WORD」でした。
そのときのことを思いだしながら、今こうして生でこの曲を聴ける喜びを感じながら、ライブを見ていました。
演奏してくれて、嬉しかったです。
5. Ane Mone (LAMA)
その流れからアネモネへ〜。
最初のバンドサウンドでイケイケな感じから、ゆったりとしたギターサウンドに癒されながら、聞いていました。
みんなでわちゃわちゃしながら見るライブも好きだけど、こうやって音を噛み締めながら見るライブのもいいかもしれない。
そんな感じになりました。
(年をとったせいかもしれないけど)
6. Dive (SUPERCAR)
と、ゆったり気分を味わったところで、345さんのベースからのDive。
再び、初期SUPERCARのサウンドへと戻り、お客様もまたテンションUP↑↑
セルフカバー盤の波の音がウラで流れているバージョンのDiveも好きだけど、やっぱりこうしたバンドサウンドも好き!
7. Jet Bee Town (SUPERCAR)
続いても、初期SUPERCARから。
「PLAYSTAR VISTA」同様、サビにあたる部分でギターを掻き鳴らしまくりな、ギターロック全開な楽曲。
相変わらず、楽しそうにドラムを叩く沼澤さんを見て、こっちまでハッピーになったり、ひさ子さんを見て、やっぱり単音よりもガンガンにギターを掻き鳴らす姿のほうが似合ってるし、カッコイイなあ、なんて思ったりしていました。
8. Kiss (iLL)
9. Scum (iLL)
初期SUPERCARから、今度はiLLゾーンへ。
ワンマンでも演奏してくれたKissとScum!
このあたりから、今日はバンドサウンドの楽曲がメインなのかなーと思って聴いていると、Scum終わりにナカコー。
「じゃあ、新曲を何曲かやります」
お、新曲(・∀・)!
「と言っても、去年出したアルバムからなんですけど(笑)」
あ、やっぱりかw
今まで「Koji Nakamura」名義の楽曲がなかったので、そろそろかなーとうすうす感じてはいましたが、やっとここで持ってきました!
10. Rain (Koji Nakamura)
今までのバンドサウンドの流れをぶった切り、4曲目以来の打ち込みからメンバーがそれに合わせていく楽曲。
ナカコーソロ名義となり、こうした曲がメインとなりますが、SUPERCAR時代のそれとは違って、構成とか拍子とかがより複雑になっている印象です。
11. Diamond (Koji Nakamura)
その複雑になっているのが、よくわかる楽曲がDiamond。
打ち込み音のイントロから、ナカコーのボーカルが入って楽曲が合わさるという流れの楽曲なんですが、わかりやすいぐらい打ち込み音と拍子をずらして、演奏しているんです。
つまり、打ち込み音に楽器隊やボーカルがつられてしまう、とグチャとなってしまいそうな楽曲なんですけど、そんな心配をよそに、むしろグルーヴ感を感じさせるほど、完璧に演奏するナカコーバンド。
ナカコーソロ名義になって、結成されたバンドの凄さを思い知らされる楽曲だと思います。
12. Reaction Curve (Koji Nakamura)
独特のグルービーな曲から、一転してゆったりとしたReaction Curve。
アネモネのように、ぽわーんとした感じで聴いてました。
ここまでで、ソロ名義楽曲タイムは終了。
そのあと、新宿LOFTについて語り出すナカコー。
「新宿LOFTは1回しか来たことないですが…いいライブハウスだと思います(笑)」
まさかのライブハウスを褒めだしたナカコー。
会場にいる人も、ナカコーの独特なMCにニヤニヤ。
ひと昔前までは絶対MCをしない人だと思ってたのに、最近ではライブ中にしゃべるの好きなんじゃないかと思ってますよw
で、ブレイクも終わったところで、次の楽曲の打ち込み音を流し始めるナカコー。
流れてきたのは…
13. Aoharu Youth (SUPERCAR)
出ましたー!!!
永遠の名盤「HIGHVISION」からAoharu Youth。
よくよく聴いてみたら、この曲もDiamondと同じく打ち込み音と拍子がズレています。
なのに、こんなにすんなり違和感なく聴けてしまうのがほんと不思議。
14. Golden Master Key (SUPERCAR)
ワンマンのラストで演奏した楽曲。
SUPERCARの曲だけど、アルバム曲だからアオハルよりピンときた人が少ない印象(私もワンマンときそうでした)。
ラストの盛り上がりが、ほんと素晴らしい楽曲だと思います。
すると、曲が終わったあとナカコー。
「あと、1曲やったら帰ります」
えー帰っちゃうの(((((((( ;゚Д゚))))))))
あと1曲なことよりも、そこにビックリしました!笑
でも、そんな残念そうな空気を一変させたのが…
15. White Surf style 5. (SUPERCAR)
やったーヽ(*´∀`*)ノ
もはや、ナカコーライブのアンセムになりつつある、ホワイトサーフ!
もうイントロ流れた瞬間、鳥肌たちました!
前回、ワンマンではあまりに聴きたすぎて感涙してしまいましたが、今回はノリノリで聴いていました!
やっぱりこうした名曲は、何度も聴いていたい。
そんな気分にされた状態のまま、ナカコーバンドは去っていきました。
今回もありがとう!
楽しかったよ!!!
1/22 Koji Nakamura セットリスト
1. Know Your Rights (LAMA)
2. Rollin’ Rollin’ (SUPERCAR)
3. Merry Dance (iLL)
4. WONDER WORD (SUPERCAR)
5. Ane Mone (LAMA)
6. Dive (SUPERCAR)
7. Jet Bee Town (SUPERCAR)
8. Kiss (iLL)
9. Scum (iLL)
10. Rain (Koji Nakamura)
11. Diamond (Koji Nakamura)
12. Reaction Curve (Koji Nakamura)
13. Aoharu Youth (SUPERCAR)
14. Golden Master Key (SUPERCAR)
15. White Surf style 5. (SUPERCAR)
ZAZEN BOYS
もうすでにナカコーでお腹いっぱいでしたが、ザゼンももちろん楽しみにしていたので、見ていた場所を変えずに、そのまま観戦。
普段フェスとかだと、本人たちがリハでセッションとかし出して、そのままライブスタートとかしていたので、それがいつものスタイルなのかなーと思っていたら、今回はそんなことはなく、あまり待たずして、カーテンがあがり、メンバー登場。
お久しぶり(おそらく、2013年の夏の魔物以来ぶり)でしたが、全く見た目も雰囲気も変わらないメンバー。
もうお馴染みの〜、って感じがいいですね♫
ここからはセットリストごとではなく、印象に残ったシーンなんかをつらつらと。
見ていて、思わず吹いてしまったのが、
2曲目の「HIMITSU GIRL’S TOP SECRET」。
この曲聴いた人はわかると思いますが、キメるとこだらけです!
言い方を変えると、キメ地獄です。
もちろん見るのはこれが初めてだったんですが、4人の演奏がまーーーー息の合うこと!
キメというキメ全部決めてくるんで、その様子を間のあたりにした私は、思わず吹いてしまいましたw
あんな演奏、あり得ないッス!
しかも、途中楽器弾いてる人が誰もいなくなる部分があるんですが、クリックとかないのにどうやって合わせるんだろー、って見ていたら、ベースの吉田一郎が、
「ダラララララララララララ」
え、口でリズムキープΣ(゚д゚lll)
まさか、ベースの口から発せられるギター音でリズムキープとは。
でも、メンバーはいたって真剣。
会場もこの様子に笑ってましたが、そんなのも吹き飛ばすぐらいの集中力。
最初は「ダラララララララララララ」と真似してましたが、徐々に演奏のジャマしちゃいけないなと自粛。
会場も、メンバーの「ダラララララララララララ」の声だけになったあと、バーンと4人の音が合わさる迫力たるや!
もう、この曲だけで今日は来てよかった!と思えましたよ。
でもって、ザゼンのライブで最も印象的だったのが泥沼。
「ズボっとハマった泥沼」のフレーズが何回も出てくるターンで、なんと向井がラップを歌い始め、それに合わせてヒップホップ調の演奏を始めるメンバー。
このシンクロさには、ただただビックリ!
ある程度の演奏力の高さがない、とできない、まさに神々の遊び。
でも、これだけじゃなかった!
その後、通常の泥沼に戻ったあとに、突然「ボールいっぱいの…」と言い出して、同じアルバムのグルメ曲「ポテトサラダ」に曲がチェンジ!
ま、まさかのメドレー突入やΣ(゚д゚lll)
そんなポテトサラダが食いたい気分にさせられたあと、「本能寺で待ってる」と向井が言った途端、「honnouji」にチェンジ!
その後、「COLD BEAT」にも変わってから。ようやく泥沼に戻ってきました。
とんでもないメドレーを見たよ。
もう境目がわからないほどのごった煮のようなメドレー。
でも、ザゼンらしいっちゃあ、ザゼンらしい。
そんな感じで、合計10曲。
1時間半ぐらいあったと思いますが、あっという間に終わってしまいました!
ほんとに素晴らしいライブだった!
2015/1/22 ZAZEN BOYS セットリスト
- 破裂音の朝
- HIMITSU GIRL’S TOP SECRET
- RIFF MAN
- TANUKI
- 感覚的にNG
- COLD BEAT
- Don’t Beat
- 泥沼 (ポテトサラダ〜honnouji〜COLD BEAT)
- はあとぶれいく
- Asobi
アンコール
ザゼンがはけたあと、アンコールで再びあらわれるメンバー。
すると、その中になんとナカコーの姿が!
帰ったんじゃなかったのか!!!wwww
でも、これはありがたい!と思っていると…
向井「正直なんにも考えていません」と、キッパリ発言!
じゃあ、何をするんだー!と思って見ていると、ナカコーが向井がさっきまで使っていた赤いテレキャスを持ち始め、なんとZAZEN BOYS with ナカコーでセッションがスタート!
向井がザゼンと同様、指揮者となり、メンバーとそしてナカコーが音を合わせていきます。
「ここは新宿LOFT!ギターを弾くのはナカコー!」と韻を踏む向井。
それにニヤニヤしながら、ギターを弾くナカコー。
見ていて、ほんと微笑ましい光景でした。
最後に、ナカコーと向井が握手。
「乾杯っ!」と向井が言い放って、今回のライブは終了。
いやー
時間を忘れるほど、素晴らしいライブでした!
さいごに
ナカコーと向井秀徳。
もし、料理人で例えるなら、
ナカコーが下準備をしっかりして、最高級の料理を出してくれるカリスマシェフだとするならば、
向井秀徳はその場にあるもので、即興でものすごくおいしい料理を作ってくれる板前のような感じがしました!
次回のナカコーのライブは未定ですが、また行ってみたいです!
2015/1/22 Koji Nakamura セットリスト