1983年に誕生した家庭用ゲーム機
ファミリーコンピュータ
そのゲームソフトの数は、
全部で1053タイトル
そんなゲームソフトの中には、生み出してしまったばかりにゲーム会社に倒産を招いてしまった、まさに悲劇のソフトがあると言います…
今回は、そんなソフトをプレイします。
1991年にHAL研究所から発売された
「メタルスレイダーグローリー」
開発から販売まで、なんと4年2ヶ月を費やしたこのゲームは、ファミコンとは思えない美麗なグラフィックと迫力あるサウンドを実現し、さらには個性豊かなキャラクターと映画にも負けないストーリーを盛り込んだ、まさに…
超大作アドベンチャーゲーム
しかし、それと同時に、発売した当時にはすでにスーパーファミコンが発売されていたこともあって、長い開発期間にもかかわらず、セールスが伸びず、その結果、HAL研究所に倒産を招いてしまった
悲劇のゲームソフトでもあるのです…
- 対応機種:ファミリーコンピュータ(今回はWiiバーチャルコンソール)
- 発売日: 1991年8月30日
- 発売元 : HAL研究所
- 開発元 : HAL研究所、ライブプランニング
- ジャンル :アドベンチャー
ちなみに、当時の製作スタッフとして、のちに任天堂の社長となった岩田聡氏がプロデューサー兼プログラマーとして在籍し、携わったこの作品。
果たして、どんなゲームソフトなのか…!!?
なお、今回は…
Wiiで配信されているバーチャルコンソールをプレイ!
オリジナルのファミコンソフトは、先述の背景もあって、市場にはあまり出回っておらず、現在でも1万円以上もの価格がつくほどのプレミアソフト。
それがバーチャルコンソールだと、
たったの617Wiiポイント!
ほんとに、便利な時代になりましたね♫
あらすじ
さて、前置きが長くなりましたが…
ここからが、このゲームのあらすじ。
主人公は、作業用メカの操作代行を専業としている青年
日向忠(ひむかいただし)
ある日、忠の作業所の隣にある「GEN’S AUTO」の経営者ゲンから作業用メカを購入した忠は、ガールフレンドのエリナに見せるため、メカに乗りこみ動かすことにしました。
すると、忠の目の前に、突然…
そうぞう主をさがせ ちきゅうは危きにひんしている
と、謎のメッセージが現れます。
さらに、乗っていた作業用メカが…
なんと、戦闘用メカである
メタルスレイダーに変形してしまいました!!!
果たして、このメタルスレイダーとは、いったい何なのか…!?
そして、あのメッセージに隠された真相とは…!!?
…というところから、
いよいよ、物語が始まります!
ファミコンらしからぬ美麗すぎるグラフィックに、思わずうっとりしてしまうようなあらすじでしたが、この「メタルスレイダーグローリー」の世界にどっぷりとハマるため、
いざ、プレイを開始します!
エリナとあずさ
まず、最初に登場したのは、先ほどあらすじにも登場したエリナ。
このメタルスレイダーを購入した「GEN’S AUTO」に事情を聞こうと語るエリナ。
すると、そこへ…
やってきたのは、忠の妹あずさ。
その声に反応したのか、ファミコンらしからぬなめらかな動きで振り向くエリナ。
ちなみに、このゲームで会話に合わせてドラクエのように音が鳴るのですが、セリフに合わせてちゃんと音程や抑揚が変化しています!
細かいんだけど、これはスゴイ!
さて、これで3人となったところで「GEN’S AUTO」に向かいますが…
残念ながら、ゲンは不在…
しかたなく、3人は散歩をしながら、ゲンが帰ってくるのを待つことにしました。
すると…
ここで、初めてコマンドを選択する場面となり、今回は「みる」「はなす」「ふりかえる」の中から選べるようになりました!
まずは「みる」
「うみ」と「おかのむこう」に分岐したため、「うみ」にしてみると…
海が大好きと話すあずさ。
でも、これはあまり意味がなさそう…
なので、続いては「おかのむこう」にしてみると…
エリナが割って入り、丘の上にはエアポートがあると話します。
すると、コマンドが変化!
「おかのむこう」が「エアポート」になりました!
気になるので「エアポート」を見る忠ですが、
今度は宇宙に行ってみたいと話すあずさ。
この話も、あんまり関係なさそうに思えます…
なので「みる」はあきらめ、次は「はなす」を選択。
すると、話題がすでに決められていたため、妹あずさに親のことを聞いてみます。
父は優しかったと話すあずさ。
そこに、またエリナが割り込み…
実は、過去にメタルスレイダーのパイロットをしていたという忠とあずさの父・政忠。
しかし、8年前の戦争で、残念ながら亡くなってしまったようです…
この話は、今度のストーリーにも関わってきそうな気がします。
おそらく…
話も終わったところで、今度は「ふりかえる」を選択。
すると…
またも、エリナが画面に登場。
ゲンの店のロゴがファミレスみたいという話もありましたが、話題をメタルスレイダーにしてみると、今度はあずさが割り込み…
あのメタルスレイダーをどこかで見たことがあると話し始めます。
しかし、どこで見たかは覚えていないというあずさ。
とりあえず、思い出したら話すということになりましたが、忠よりも幼いあずさが、なぜあのメタルスレイダーを見たことがあるのか…??
全くもって、謎です…
その後は、同じような会話が続いてきたので、再びあずさのもとに振り返り、コマンドは2巡目に突入。
で、再び海を見ると…
なぜか海からのお兄ちゃん大好き♡宣言をするあずさ。
しかし、忠もまんざらでもない様子。
実は、父の他に母も亡くしている忠。
唯一の肉親であるあずさを、忠はとても大事にしているようです。
に、しても…
せやな(꒪⌓꒪)
で、その後も会話に進展はなく、再びエリナのほうに振り返ると…
ディーラーに行くのコマンドが、新たに出現しました!
…というわけで
3人は、忠がメタルスレイダーを購入した「GEN’S AUTO」へと、再び向かうことになりました!
なかなか壮大なストーリーを展開しそうな雰囲気を漂わせるアドベンチャーゲーム
「メタルスレイダーグローリー」
今度が楽しみです!
実はこの記事を書き終わった、2015年7月13日。
このゲームを手がけ、のちに任天堂の社長となった岩田聡氏が亡くなったという訃報が発表されました。
任天堂、岩田社長が死去 胆管腫瘍のため 「後任は未定」任天堂は13日、11日に岩田聡社長(55)が胆管腫瘍のため死去したと発表した。岩田氏は任天堂向けにゲームソフトを開発するハル研究所の社長を経て、2002年に任天堂社長に就任。6月26日開催した定時株主総会へ2年ぶりに出席し社長続投が決まったばかりだった。後任社長の選定については「スケジュールを含めて未定」(同社)という。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 …
昨年、E3の映像であんなに若々しい姿を見せてくれていただけに、55歳という若さで亡くなられるなんて、本当に残念です…
岩田さん
これまでたくさん感動と興奮をありがとうございました!!!
感謝の気持ちとともに、ご冥福をお祈りいたします。
[…] たかしーのブログメタルスレイダーグローリー 危機に瀕した地球を救いま… […]