日本初の夜間(22時-5時)完全無人化を可能にしたディスカウントスーパー「トライアルQuick大野城店」に行ってきました!
アメリカでは、すでにAmazonGOを皮切りに導入が進んでいる無人店舗。
そんな無人店舗を日本でいち早く取り入れ、ディスカウント大手「トライアルカンパニー」がオープンをしたのが、このお店なのです。
「商品を扱っているのに、人がいなくて、大丈夫?」
「しかも、夜間なのに??」
そういったことは、どう解消して、運営しているのでしょうか??
早速、見ていきましょう!!
目次
無人だけど、入店はどうすればよいのか?
この日、そういった取り組みをしているお店があると聞いて、深夜1時ごろに訪問。
すると、入り口から、早速、
夜間22:00~5:00の入店にはアプリが必要とあったので、ガイドに従って、アプリをダウンロード。
「なるほど、アプリがない人は、そもそもお店に入れないということなのね。」と、
ビジネスホテルに深夜入るときと同じような仕組みであることを理解したのですが、この日の入り口はアプリを使わずともずっとオープンした状態となっておりました。笑
なので、少しセキュリティ的に大丈夫か…という思いではいましたが、そのまま入店をすることに。
なお、その理由は、後ほどご説明します。
無人だけど、どうやって商品を買えばよいのか?
さて、入店できたところで、次はお買い物を体験。
お買い物には、このトライアルのプリペイドカードを使います。
チャージは、お店にチャージ機があるので、入店してからでもチャージが可能。
で、このカードをどう使うかというと…
なんと、レジとカートが一体化したスマートレジカートにカードのバーコードを読み込ませて、
PIN番号を入力。
正常にログインが完了すると、
このように、カートで商品を取りながら、セルフレジをすることが可能!
これは、全く新しいお買い物体験ですね!
試しに商品を手に取り、バーコードリーダーで商品のバーコードをかざすと…
ご覧の通り!
どの商品がいくらでいくつ買われていて、といったことがカートからひと目でわかるようになっていました!
また、間違ってダブって、バーコードを読んでしまったり、読みこんだけど、やっぱり買わない、といったときは、もちろんカートのレジ画面から商品の取り消しをすることも可能。
使い勝手も、とても良く感じました。
無人だけど、売り場の管理はどうしているのか?
ところで、人がいないのに、商品の管理や陳列はどうなっているのか?という点なんですが、
実際の売り場は、こんな感じで、ほんとにお客さん以外は店員さんがいっさいいない状態で運営がなされていました。
しかしながら、通常のスーパーとは違うある仕掛けがしてあって、
それが、このスマートフォンサイズのカメラ。
天井に商品を移す角度で、いくつも設置されていて、
拡大すると、こんな感じでした。
これは、スマートカメラと呼ばれるもので、
品揃えの改善や商品棚の欠品防止を行うために、常時商品を撮影している装置なんです!
他にも、商品を手に取るお客さんの行動や属性(性別・年齢、等)をディープラーニング技術を活用して把握し、
購買データではわからなかった非購買データとして収集することも、このカメラからできるとのこと。
次の売り上げにつなげるために、ポジティブな理由でカメラを利用しているんですね!
また、カメラの他にも、写真だとわかりづらいですが、
このポップにも秘密がありまして。
実は、このポップが紙ではなく、電子ペーパーとなっていて、遠隔から値段を変更することが可能なんです。
つまりは、店員さんがやってきて、セール価格にポップを差し替えるといった作業が不要!
いろんな工夫を売り場で見ることができました!
無人だけど、万引き対策はどうしているのか?
さて、商品を購入も、ひと段落したので、お会計をして、店を出ます。
お会計も、カートから『お会計』ボタンを押して、決済完了。
出口は、この黒いゲートをカートごと出る必要があるので、
少しドキドキしながらも、通過。
ちゃんと決済は終えているので、何もアラートが鳴ることなく、通過することができました。
で、無人なので、当然、レジ袋に商品を入れるのも、セルフで。
ちなみに、この日は、福岡でしか販売されていないうまかっちゃんの限定味を買いました。
ところで、この流れで、バーコードを通さなかった商品をカートに入れた状態にして、
決済を終えて、ゲートを出てしまったら、万引きになってしまうのでは??といった疑問が沸いたので、
実は無人とはいえ、店内に(たまたま?)いらっしゃったトライアルの方に話を聞いてみたところ、現時点でそのような仕組みを導入できておらず、
万引き目的でなくとも、バーコードの登録忘れで、決済を終えてしまった場合、ゲートをくぐることがどうもできてしまうようです。
「えっ、じゃあ万引きを防ぐ手立てがないのでは??」
という感覚を持ったのですが、もちろんのこと、入店や購入をする際に、アプリやカードを使って、
トライアル会員としてお買い物をするように、仕組み作りがされているので、万が一そんなことが発覚をしてしまった場合は、お店側から請求依頼が来るそうです。
また、店内に張り巡られたスマートカメラはもちろんのこと、それ以外に防犯カメラも多数設置をしているので、
当たり前のことながら、すべて店内のお客さんの行動は、しっかりと記録済。
もしかしたら、有人のスーパーよりも万引き対策がキチンと取られているのかもしれませんね。
ちなみに、入店時に、アプリを使わずともお店がオープンになっていたのは、無人の時間帯でも、トライアルの店員さんが勤務されていたからのようです。
まとめ
というわけで、結果店員さんがいましたが、入店からお会計までは無人で済ませることができたので、
全く新しいお買い物体験ができた印象で、ただインスタントラーメンを買っただけなのに、とても楽しくショッピングができました!
これから、こういったお店が、他のスーパーでも広まっていくと予想しているので、また違う店舗でもこうしたお買い物体験をしてみたいです!
施設情報
www.trial-net.co.jp
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