今回は、初のMSXソフト「けっきょく南極大冒険」をプレイします!
- 対応機種:MSX(今回はプレイステーション)
- 発売日: 1983年
- 発売元 : コナミ
- 開発元 : コナミ
- ジャンル :アクション
ところで、「MSX」って何?という話なんですが…
そもそも「MSX」とは、ゲーム機ではなくパソコンの規格のことで、1983年に誕生しました。
「子供にも買い与えられるほど安価な入門パソコン」として設計されたのですが、専用のゲームソフトを機器に差し込むとゲームを楽しむこともでき、次世代のコンピュータとしても期待をされていました。
ところが、あるコンピュータの登場によって、MSXは影の薄い存在へとなってしまいます。
そのマシンこそが、同じく1983年に登場した国民的ハード「ファミリーコンピュータ」。
MSXの本体が発売する3カ月前に発売され、爆発的大ヒットを記録しました!
これにより、MSXは厳密には家庭用ゲーム機でないのにもかかわらず、悲しいことにゲーム業界ではマイナーなハードと認知されることになります…
このあたりの説明は書くと長文になりそうなので、
詳しくは、下記の週アスの記事を読むとよくわかるかと思います( ´ ▽ ` )ノ
西さんVS 孫さん!? MSXの誕生秘話をちょっと語るぞ!:MSX30周年週アスPLUS読者のみなさん、週アス本誌に4回にわたって連載された『スロット&スプライト』は読んでくれたかな? 「1ページじゃ物足りないよ!」と激おこぷんぷん丸なアナタも、「MSXって何それ?おいしいの?」というアナタも、これからちょっとコアでディープなMSXワールドに招待するのでしばらくおつきあいくださいませ。 …
そんな運命をたどってしまった悲運のハード、MSXのゲームをプレイしてみましょう♫
なお、今回プレイする「けっきょく南極大冒険」は、コナミがMSX用ソフトとしてリリースした記念すべき第1弾ソフトで、当初はゲームソフトではなく、なんと教育ソフトとして発売されました。
当時、コナミは教育シリーズと銘打って、他にもソフトを発売しており、この「けっきょく南極大冒険」は発売当時のキャッチフレーズが「I Love 地理」だったとか…
なので、
「ねー、ゲームじゃなくて、地理の勉強ができるやつやから買ってーやーo(・∀・)」
と、親にせがむ子供がいたとか、いなかったとか。
さて、そのゲーム内容ですが、いたってシンプル!
主人公のペンギンを操作し、南極大陸にある各チェックポイントを決められた時間内に通過すればクリアとなります。
目標はもちろん、南極大陸1周!
ちなみに、今回はPlayStation Storeのゲームアーカイブスにて配信されているPSソフト「コナミアンティークスMSXコレクション Vol.1」でプレイをしています。
いざ、冒険開始!
リメイクながらも、MSX版がリリースされたときのコナミのロゴからゲームが始まるという、この再現の高さ!
まるで、MSXでプレイしているようです!(本物のMSXを1度も触ったことないけどw)
タイトル画面でスタートボタンを押し、いよいよ南極1周の旅が始まります。
マップを確認したところ、全10ステージ。
1区間短いところがあるのが、気になります…
STAGE-01〜03
ステージ1。
まずは、操作を覚えながら、進めていきます。
上ボタンで、加速をしていきます。
押しっぱなしにすると、右上のSPEEDゲージが上昇して、ペンギンをよく速く進めることができます。
ステージのいたるところにある、クレバス障害。
タイミングよく、ジャンプして切り抜けます。
クレバスの他に、氷穴障害もありますが、飛び出てくる魚を取るとスコアが上がります。
しかし、ときに氷穴からアザラシがでてくるので、注意が必要!
1度ぶつかってしまうと、今まで加速した分のスピードが0になってしまいます。
そんな障害を突破して進んでいくと、ゴールが見えてきました!
ステージ1クリア!
クリアすると、チェックポイントにある各国の基地から旗があがります。
ステージ1は、USAでした(・◇・)/~~
ステージ2。
ここも、順調に滑っていきます。
各ステージにある緑の旗をとっても、スコアが上がります。
残りタイム13残して、ステージ2クリア!
チェックポイントは、はやくも南極です。
なので、旗がペンギンになっています(・◇・)/~~
そして、このポーズである…
ステージ3。
日も暮れて、夕方になりました。
それでも、難易度は変わらず、ここも順調にBGMのスケーターズワルツにのせて滑ります。
残りタイム11を残して、ステージ3もクリア!
ステージ3の国旗は…
USA(・◇・)/~~
またアメリカでした…
他の国は、南極にないのだろうか…
STAGE-04
ステージ4。
ここも順調に行くと思いきや…
巧妙に仕掛けられたアザラシ障害に、行く手を阻まれ続けられ…
ゴールまであとちょっとのところで、
残念ながら、タイムアウト…
そして「けっきょく南極大冒険」には、なんとコンティニューがないため、ステージ1からやり直しとなります。
ステージ3までは難なく突破し、迎えたステージ4、2度目の挑戦。
先ほどひっかかった障害に気をつけながら、ひたすらゴールを目指します。
残りタイム10となり、アラームがなり始める中、なんとかゴールイン!
さて、ステージ4の国旗は…
またも、U S A (・◇・)/~~
もはや、南極はアメリカ領なのか…
STAGE-05
ようやく、ステージ5へ。
ステージ5もステージ4と同じく障害物の数が多く、特にクレバス障害が連続で設置されているため、1度はまってしまうと、タイムを大幅に取られてしまいます。
なんとかジャンプでかわしますが、その先に図ったかのように登場してくるアザラシ障害にぶつかり、チェックポイントの観測基地を見ることもできずに、タイムアウト…
この後、ステージ4まで進めるも、ステージ5で、
なんと、7連続タイムアウト(つД`)
難関ステージ5が、なかなか突破できません…
この状況を打開すべく、YouTubeにあがっているステージ5のプレイ動画を見て、障害物の配置場所を確認。
予習をしっかりしてから、のぞんだステージ5、8度目のトライ。
中盤のカーブにある連続クレバス地帯も、予習のおかげで難なく突破!
あとは、終盤のストレートコースを、氷穴をよけながら、ひたすらスピードMAXでダッシュするだけ!
タイム残りわずかの中、猛烈にダッシュをかけた結果、残りタイム2のところで、無事ステージ5をクリア( ´ ▽ ` )!
当然、アメリカかと思っていたら…
まさかの、アルゼンティーナ(・◇・)/~~
今までのUSAのノリはどこいったんだー!!
STAGE-06〜07
ステージ6は、他のコースに比べて、距離が極端に短いコースで、タイムが40しかありません。(今まで100とかだったのに)
ですが、ステージ5と比べれば難易度は低く、どちらかといえば、いかにスピードを緩めずに進めるかを問われるステージだったので、
結果、タイムを10以上残して、ラストスパートまで辿り着き、ステージ6を1発でクリア!
ステージ6は、イングランド(・◇・)/~~
このあたりから、旗の種類が増えてきました。
次は、どこでしょうなー??
ステージ7は、ステージ6と打って変わり、超ロングコース。
滑っても滑っても、ゴールが見えません…
加えて、障害物の数も、先ほど苦戦したステージ5より増加。
あたってしまうと、貴重なタイムが奪われしまうので、避けようとしますが、距離が長いことによい、焦りからか、どうしてもぶつかってしまいます。
その結果、ゴール目の前で、まさかのタイムアウト…
コンティニューはないので、またステージ1からのスタート。
ただ、ここまでのコンティニューで、ペンギンの操作が上達したのか、なんと1回でステージ7まで戻ることができました!
特に、クレバスを連続ジャンプする際に、減速しながらピョンピョンピョンと、リズムよく飛べるようになってきたのが大きかったかと。
この勢いのまま行きたい、とのぞんだ2回目のステージ7。
コースが長すぎて、YouTubeでの予習もあきらめ、集中力を切らさずに進めた結果、見事ゴール!!!
そして、ステージ7はなんと…!
ジャパァーン(・◇・)/~~
ついに、日本の国旗がでてきました!
これで、残すは3ステージ!
STAGE-08〜09
ステージ8。
ここまでのテクニックを生かして、あっという間にゴール手前へ。
そして、10秒以上残してゴール!
今回の旗は…
オーストレイリア(・◇・)/~~
残り、あと2ステージ!
続く、ステージ9も…
1発で、ゴール手前まで持ってきました!
ステージ9は、絶滅したのかと思うほどアザラシが少なく、難易度もラッキーなことに低め。
そして、無事ゴールした先に見えた旗は…
またしても、オーストレイリア(・◇・)/~~
ここにきて、2連続のオーストラリア。
さて、最後はどこの国なのか!!?
STAGE-10
最終ステージ10。
このステージでタイムアウトしてしまうと、ステージ1までに強制送還されてしまうので、緊張感を持ちながら進めていきます。
クレバス障害もアザラシ障害も、ここまでくればなんのその。
ぶつかることなく突破していきます!
終盤は、特に障害もなく、スイスイ進みます。
いよいよ、ゴールへ。
ようやく、何度もトライしてきた南極大陸一周の旅も、ついに終わりを迎えます。
そして、ゴールヽ(*´∀`*)ノ!!!
さあ、お楽しみの国旗はというと…
なんとお、フランス(・◇・)/~~
なんだかしっくり行かないゴールとなりました…
しかしながら、このあともっとしっくりこない展開に…
え、ステージ11(꒪⌓꒪)!!
しかも、今まで通過したコースがなかったことになっています。
どうやら、まさかの2周目に突入した模様です。
しかも、同じコースのはずなのに、難易度が格段にアップ。
氷穴の数が、トンデモナイです…
そして、ゴールかと思ったら、2周目ということもあり、やる気が半減。
気がつくと…
クレバスにハマり、タイムアウト。
残念ながら、2周目のゴールを見ることなく終わってしまいましたが、南極大陸は1周回るだけでもう十分です_(:3 」∠)_
おまけ
気になったので、南極大陸の観測基地について調べてみました!
こちらが、実際の南極大陸の地図です。
国旗がのっている部分が、観測基地のある場所なんですが…
見事に一致している(・∀・)!
国旗がUSA、USAと続いてたのはガチだからこそなんですね!
現在、南極大陸には30ヶ国以上が観測基地が設けられているそうです。
日本の南極観測基地の昭和基地。
なるほど、ステージ7のゴールは、ここだったんですね(・∀・)!
で、特にカッコよかった観測基地のが…
イギリスのハリー基地。
宇宙基地みたいで、カッコイイ(・∀・)!
ちなみに、ステージ6のゴールがここハリー基地でした。
南極大陸限定ですが、地理のお勉強になるゲームでございました。