前回は宇都宮で600種類もの餃子のあるお店「イキイキ・ギョーザ」にて、いろいろな餃子をいただきましたが、
今回は、暑〜い夏にピッタリで、しかもすご〜く幻想的なスポットが、
宇都宮市内にあるということで、行ってきました!
さて、その場所へと向かうため、私がやってきたのは…
前回と同じく、宇都宮駅。
ちなみに、私は餃子を食べたあと、宇都宮市内のビジネスホテルに宿泊しておりましたので、起きてからすぐにやってきております!
今回、向かう場所ですが、宇都宮駅西口から立岩行きのバスに乗り向かわないといけないため、
個性的なヨドバシカメラのバスを横目に、猛暑の中、ひたすらバス停でバスを待ち…
まるで、オアシスのようなクーラーのきいたバスに乗り込むこと30分。
資料館前で下車すると、そこに広がっていたのは…
まるで水墨画に出てくるような岩山が立ち並ぶ
森の中
そこを道なりに歩いていくと、目的地「大谷資料館」の案内を発見!
早速、その案内に従って通路を歩いていくと、なぜだか外は猛暑のはずなのにその通路だけは、
とても涼しく感じられます…
まさか、外にクーラーをつけているのか…??
そんな不思議な体験をしながらも…
いかにもな古い車を横切り、
ようやく、大谷資料館に到着!
よく見ると、その施設の窓には「地下坑内入口」と書かれています!
実はこの「大谷資料館」ですが、古くから親しまれている石材大谷石の地下採掘場跡に、
なんと入ることができる施設なんです!
さて、そこには、
どんな光景がそこに広がっているのでしょうか?
ワクワクしながら、大人入場料700円を払い…
いざ、中へ(//̀Д/́/)۶
すると、下に降りるにつれて、
冷たい空気が下のほうから上がってきています…
実はこの施設のホームページにて、坑内の気温が毎日表示されているのですが、この日の気温はというと…
なんと、11℃!
しかも、そこには※上着をご持参下さい。との注意書きまで書いてありました!
それもそのはず!
採掘場は、その昔天然の冷蔵庫として使用されていて、たくさんあまった米をこの場所に保管していたことがあったそうです!
ちなみに、年間の平均気温はなんと7℃!
これは、冷蔵庫の室温とあまり変わらない温度なんだそうです!!!
と、いうことは…
先ほど、この施設までの道のりがものすごく涼しかったのは、この坑内の冷気が地上までのぼってきていたためだったんですね〜!
これで謎が解けました!幽霊とかじゃなかった!!笑
さて、そんな猛暑から解放された通路で進んでいくと、そこで待っていたのは…
まるで地下神殿のような
巨大な空間
天井までの高さはどれくらいあるの?って思うくらいほど高いので、地下なのにもかかわらず、
ものすごく広大に感じられます!
そして、ひとしきり写真を撮ったところで、いよいよ地下神殿内部へ…
階段を降りてすぐ見つけたのは、昔採石に利用されていた機械。
博物館よりも、こういった場所でみると、なんだか迫力を感じます!
少し順路を歩くと、大きな岩を発見!
しかし、その先は立ち入り禁止なので、目視で見れるのは、残念ながらここまでようです。
ちなみに、この場所。
かつては、地下軍事工場として使われていたんだそうですが、現在では、B’zのPV撮影に使われたことがあるそうで、時代の変化により、軍事から芸術に使われるようになりました!
平和って、ホントありがたい…
なお、PV撮影の他にも、ドラマ・映画などのシーンに使われた場所がたくさん存在するようなので、そういった作品を見てから、聖地巡礼としてここを訪れるのも楽しいかもしれませんね!
変わってこちらは、手の届かないような高い場所に打たれている立杭。
この坑内の位置は、地表上のどのあたりに来ているのかを示しているんだそうです。
順路にそって進んでいくと、たどり着いたのは教会ゾーンと呼ばれる場所。
なんとも、神秘的な雰囲気を漂わせるこの場所も、映画やドラマなどさまざまなシーンにおいて利用がされています!
で、私がこの場所に来て、真っ先に思い出したのが…
でんぱ組.incの最上もがが出演する
「ナイツオブグローリー」のCM
おそらくこの撮影も、この教会ゾーンで行われたんじゃないかなーと思います!
ちなみに、もがちゃんが吐く息が真っ白なので、現場はもっと気温が低かったものと推測されます…
もがちゃん、がんばったね!
神話的な世界観を表現したいときには、もってこいなロケ地ですね!
そんな教会ゾーンをぬけて、さらに奥へ…
昔の人が実際に行っていた手掘りのあとを眺めながら、進んでいくと…
いかにも、エヴァな感じを意識したであろう照明と壁を発見!
そう考えると、こちらもなんだかエヴァっぽい!
奥をよく見ると、カヲルくんとかが待っていそうな雰囲気さえします…!
こういう感じの紫色や、
エメラルドの照明もまたいいですね。
このような照明ポイントが他にもいくつもあるため、坑内にある採掘跡のついた壁を、より幻想的に感じさせてくれます!
さらにさらに、まだまだつづく地下神殿の旅。
こうしてみると、天井の高さがいかに高いかよくわかるのではないでしょうか??
ちなみに、その突き当たりには…
こうした舞台のような場所もあります!
古代の舞台役者になったような気分になれますよ♫
ここで、ようやく折り返し!
今度は、坑内の入り口から見て、右側のほうへと進んでいくと…
先ほどの遺跡のような世界観から打って変わって、写真が多く飾られている博物館のような場所へとやってきました!
何が飾られているかというと、過去にこの場所で撮影されたドラマや映画のシーンなどで、これまでの歴史がわかるよう、時系列になって並んでいます!
もしかしたら、意外なものが見つかるかもしれませんよ!
こちらは、ちょっと高台になっている博物館スペースから見た石柱。
照明がいろいろと変わるので、見ていてすごくキレイでした!
逆に、こうした薄暗い感じのところにいくと、まるで廃墟かと思うくらいのオドロオドロしい写真が撮れたりします。
場所によって、さまざまな顔を見せてくれるので、後になって思いましたが、スマホではなく一眼で撮ってみたかったです…
その他にも…
来るときに涼しいと感じた、坑内の冷気が地上に出て行っているスキマを発見したり…
石をどう積み重ねると耐久性があがるのか検証していた場所を見たりと、魅力的なスポットをたくさん見てきたところで…
再び、入り口の場所まで戻ってきました!
地下ということで狭いのかなと思っていましたが、中は意外と広くて長いこと楽しむことができました!
おそらく1時間弱はいたと思います!
また、ときに湿気が水滴にとなり落ちてくるため、それが顔に的中にし「ひやっ!」っとすることも多々ありましたが、基本的には坑内は涼しく快適で過ごしやすいため、この大谷石地下採掘場跡は、
暑い夏に是非とも行っていただきたいオススメスポット
だと言い切っていいと思います!
逆に、冬だと極寒地獄かもですが…w
その後、階段をのぼり、また地上へと帰ってきたわけなんですが、猛暑だったことをすっかり忘れていたため、あまりの外の暑さにげんなり…
また、採掘場に戻りたいとさえ、思ったほどでしたw
この大谷石地下採掘場跡のある「大谷資料館」ですが…
もちろん資料館というだけあって、採石の歴史が紐解けるアイテムも、施設内に数多く展示がされています!
ちなみに、近くには…
こういった場所を利用した自販機コーナーもあるので、帰ってきたものの、外が暑すぎて水分が欲しい!!!といったときは、こちらでどうぞ♫
採掘場ほどではありませんでしたが、ここもまあまあ涼しいです!
さいごに
猛暑の厳しい夏は、クーラーの効いた部屋でのんびりするのもいいですが、こうした天然のクーラー(もとい巨大冷蔵庫)で涼みながら、昔の人が残したものにロマンを感じてみるのも、なかなか良いですよ。
栃木に訪れた際は、是非とも立ち寄ってみてくださいね。
それでは!
施設情報
大谷石地下採掘場跡 – 大谷資料館大谷資料館の地下採掘場跡は、1919年(大正8年)から1986年(昭和61年)までの約70年をかけて、 大谷石を掘り出して出来た巨大な地下空間です。その広さは、2万平方メートル(140m×150m)にもおよび、野球場が一つ入ってしまう大きさです。 なお、坑内の年平均気温は8℃前後で、地下の大きな冷蔵庫といった感じです。 戦争中は地下の秘密工場として、戦後は政府米の貯蔵庫として利用され、現在では、コンサートや美術展、演劇場、 地下の教会として、また写真や映画のスタジオとしても注目を集めています。 1984年 59年 「巌洞の能公演」 観世流能楽師・津村禮次郎第1回 大谷地下美術展’84 勅使河原 宏 監督 「アントニー・ガウディー」映画会 1987年 62年 佐藤 佳代「舞台は、自然」ダンス・パフォーマンス 第4回 大谷地下美術展’87 やまもと 寛斎 FASHION SPECTACLE「行くぞッ!」 1988年 63年 「ART IN OYA」彫刻展 第5回 大谷地下美術展’88 林 峰男「無伴奏チェロ・コンサート」 1996年 8年 関 由美子 独舞「つゆのあとさき」 夏期特別合宿セミナー第二弾「異界の空間術」 講師 滑川 五郎 他7名 大谷’96 石井 満隆「自在」舞踏公演 大谷’96 「寂光」山村 俊雄 個展
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