アニメ「美味しんぼ」放送禁止となった回とその理由 調べてみました

第15話 日本風カレー

理由は、ズバリ狂牛病問題！
牛・豚・鶏など普段カレーに使う肉を使わずして、うまいカレーを作るというのがこの話のテーマなのですが、
そのオチとして登場したのが牛の骨を使った「骨髄カレー」。
この料理が、どうやら地上波NGの原因となってしまったようです。
美味しそうなのに…

第20話 食卓の広がり

これが直接的な理由かはさだかではありませんが、
どうやら「偏食は精神的に歪んでる」発言がNGになった模様。
話としては、見た人の感想から、とても感動的な内容のようなので、
放送できないのが非常に残念な回です。

第23話 牛なべの味

端的にいうと、海原雄山がすきやきとしゃぶしゃぶを全否定するお話。
おそらくこのセンセーショナルな内容が放送NGの原因かと。

第25話 舌の記憶

この話に関しては、どうやら理由は2つあるようで、1つは、食肉の大量生産のアンチテーゼとも言える、ブロイラー批判が盛り込まれていること。
で、もう1つは、栗田の祖母が痴呆症をわずらってしまう話なのですが、そのことを「ボケ」といってしまっていることだそう。
個人的には、スポンサーとかの関係上、前者が原因のような気がします…

第26話 食べない理由

山岡が唱える究極のメニュー仏跳牆(ファッチューチョン)が登場する回も、まさかのお蔵入り…
その理由は、この仏跳牆の食材として使われるハクビシン！
もうおわかりだと思いますが、この食材が重症急性呼吸器症候群（通称SARS）のウイルスの媒体とされたことから、
放送が自粛となったそうです。

なお、この仏跳牆(ファッチューチョン)に関しては、ロケットニュースさんが食レポをされていますので、見たことない方はどうぞ！

rocketnews24.com

第27話 激闘鯨合戦 (前編)

第28話 激闘鯨合戦 (後編)

タイトルからもわかる通り、自粛の理由は捕鯨問題。
簡単にいうと、反捕鯨団体に関して、エッジの効いた内容になっているとのこと。
ちなみに、この「激闘鯨合戦」は、当時のギャラクシー賞の選奨に選ばれたことのある名作。

第36話 スープと麺

冷やし中華を題材にした話なのですが、NGと思われるのは、
化学調味料や食品添加物に対するネガティブキャンペーン。
この話以外にも、こういった内容のくだりはあるのですが、
第36話に関しては、それが結構キツかったのかも…

第40話 真夏の氷

かき氷を食い過ぎて副部長が倒れるというコミカルな内容ながらも、
「ミネラルウォーター＝水道水にミネラルを加えたもの」という表現がマズかったのかも。
ちなみに一説では、ディスコの点滅シーンによるポケモンショックが原因では？というのもあるが、
編集でどうにかなりそうなので、おそらく前者と思います。

第42話 大豆とにがり

天然物の大豆とにがりを使った豆腐が登場する回。
おそらくこれも第36話と同じ、化学調味料や食品添加物に対するネガキャンがNGだったのかも。

第51話 レモンと健康

ズバリ輸入レモン批判がNG。
しかも、防腐剤まみれで発ガン性物質があるといった非常にショッキングなものだったので、
特にレモンが好きな人は見ないほうがオススメだそう。

第54話 江戸ッ子雑煮

端的にいうと、添加物だらけのカマボコに失望する江戸っ子を、山岡が本物のカマボコを作って救うという話。
この話も、第36話や第42話 と同じ、
化学調味料や食品添加物に対するネガキャンが理由と考えられる。

第55話 しょう油の神秘

こちらも第54話の理由と同様。
添加物を使わない本物の醤油が1番というお話。
おそらくメーカーの醤油を批判することにつながってしまうため、そういった配慮なのかも。

第95話 及第ガユ

おそらく考えられる理由は、主に2つ。
1つは、学生を覚せい剤に誘うシーンがあること。(子供も見るから？)
で、もう1つは、第40話と同じポケモンショック並みの激しい画面の点滅があるということ。
しかし、後者も光るのは、覚せい剤の注射器だそうなので、いずれにせよ覚せい剤がNGだからだと思う。

第123話 究極vs至高 対決!! スパゲッティ

これはもう確実。
チェルノブイリ原発事故の作物汚染の話が入ってます。
ちなみに、その内容も、ヨーロッパの農作物はその原発事故で放射能汚染されてしまい、
スパゲッティに必要な小麦、トマトなどはもうダメといった内容。
これはさすがに、復活することはなさそうですね…