昨年、12月。
「社員をうつ病にさせてクビにする方法」というブログを書いて、
大炎上をしたとある社労士が話題になりました。
僕はもうこのブログのタイトルを見ただけでものすごく憤りを感じてしまったのですが、
それと同時に「世の中にはまだこんな人がいるのか...」と、なんだか悲しい気持ちにもなってしまいました。
それというのも、実は...
僕が当時勤めていた会社の上司からパワハラを受け、退職したことがある、
いわば、パワハラ被害者だったからです。
ほんとは、会社でやりたいこと、達成したいこと、いろいろあったのに、
そのパワハラ上司によって、その願いは叶わぬものとなってしまいました...
と、いうわけで。
今回は、そんなパワハラ上司から受けたパワハラと、その後カウンセラーと話した内容をもとに
パワハラ上司にありがちなことをまとめてみました。
もし現在、パワハラを受けてるかも...と思っている人には、
是非とも参考にしてもらえたらなあと思います。
それでは、ご覧ください。
叱る場所をわきまえない
上司たるもの。部下を育てることも仕事のうちなので、部下を褒めることもあれば、当然叱ることもあります。
普通の上司ならば、その部下だけにわからせるように個別に叱るのが道理だと思いますが、
その点、パワハラ上司は叱る場所を全くわきまえてくれません...。
朝会でメンバーが集まっている目の前、客先の会議中、忘年会や打ち上げの飲み会中などなど、
全く周りを見ずに、パワハラ上司は叱ることが多いです。
「氏ね」「アホ」が口癖
部下たるもの。上司にいい報告ができるときもあれば、
その反対に悪い報告をしないといけないときもあります。
そういった報告があった場合、通常の上司ならば、しかるべき回答をして、対応するのが筋かと思いますが、
その一方で、パワハラ上司はこの報告に対して、「氏ね」だの「アホ」だのをつけて、相手を罵る言葉をつけて対応してきます。
正直いうと、そういったものいいは、対応方法よりも「もう報告なんかしてくんな!」という脅迫観念のほうが大きく伝ってきてしまうので、かえって逆効果になるということを、暴言を言われた部下の視点から言っておきます。
「昔はもっと厳しかった」とか言ってくる
何かと厳しいことを言ったあと、まるで決まり文句のようにパワハラ上司は言ってきます。
おそらく「今の現状でやっていけなかったら、それはお前が甘いだけ」とでも言いたいんでしょうか。
それとも、昔厳しかったときの腹いせにこんなことを言っているんでしょうか。
いずれにせよ、パワハラ上司は何かと甘ったれと感じたら、厳しくしてくる傾向があるので、
そういうことを口にする上司に対しては、発言や行動を十分に気をつけて接したほうがよいかと思います。
それでも言ってくる場合は、しかるべきところにしかるべき報告を。
ちなみに「ゆとり教育を受けて育ったヤツには当たりが強い」というも、これと同じ意味です。
部下の秘密は絶対に守らない
パワハラ上司は、部下の秘密を絶対に守りません。
なぜなら、パワハラ上司にとって、部下の秘密とは、部下にプレッシャーをかけるためのただの道具にすぎないからです。
実体験からいうと、
僕は同じチームのリーダーとうまくいかず、仕方なくパワハラ上司に相談をしたことがあったのですが、
あろうことか、その上司は僕がいる目の前でそのリーダーに対し、
「アイツ。お前のこと、嫌いらしいよ。」
と、すぐ暴露。
おかげさまで、そのリーダーとの確執はますます深くなり、
会社にいるのが嫌で嫌で仕方ない日々が続いてしまいました...。
自分の秘密は、自分がほんとに信頼できる人にだけ話しましょうね。
パワハラ上司になんか、もってのほかです。
部下の彼女(または、彼氏)にすぐ絡みたがる
先ほどのネタとよく似ていますが、パワハラ上司の特徴として、部下のプライベートにすぐ首を突っ込んできます。
その突っ込み具合がまだ浅ければまだいいのですが、
パワハラ上司の狙いは部下の弱みにつけこみ、プレッシャーを与えることなので、奥深く突っ込んでくることが多いようです。
これも実体験なのですが、
あるプロジェクトの打ち上げ最中、急に僕はそのパワハラ上司から電話を取り上げられ、
「お前の彼女の電話番号はどれだ!」
と言い、いきなり人の電話で電話をかけられてしまいました...。
幸いたまたま不在だったため、何もなく終わったのですが、もし出ていたらどうなっていたことか...。
今でも考えただけで、ほんとに寒気がします。
飲み屋への注文が多すぎる
パワハラ上司は、だいたい酒癖が悪いです。
それに加えて、飲み屋に対しての注文が多いため、幹事をするときは特に注意を払わないといけません。
例えば、「接客が悪い」「メニューがまずい」「俺が欲しい酒がない<�」「店が狭い」「料金が高い」などなど...。
自分が良かれと思って予約したお店でも、パワハラ上司はただただ文句しか言ってきません。
なので、僕的には飲み会のときは、上司というより、クレーマーだと思って接したほうがまだ気分的にはいいかと思いますので、
もしパワハラ上司のいる飲み会の幹事をする方は、是非ともこういう風に気持ちを切り替えて、チャレンジをしてみてください。
と、いうわけで。
生々しい話もありましたが、いかがだったでしょうか。
なおこのようなことを言われた、または、された場合、
全てパワハラとして訴えることができるのですが、その際にはパワハラとなる証拠が求められるため、
あらかじめボイスレコーダーで録音するなどして、パワハラ上司に「していない」と言わせないような取り組みをする必要があります。
かなりハードルが高く、勇気のいる行動かもしれませんが、
パワハラ上司の行動や言論に我慢できなければ、職場環境の改善だと思って、是非とも早めにやってみてください。
ちなみに、僕はカウンセラーの方に、
「どうして、もっと早く言ってくれなかった!?」
と、言われたことがあります。
1人でも多くの人が、安心して働ける世の中になることを願います。
パワハラがなくなりますように。
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