あの史上最強の助っ人外国人として今なお語り継がれているご存知ランディ・バース(もう御歳60歳だそうです)
阪神タイガースがリーグ優勝・そして日本一となった1985年には
打率.350、54本塁打、134打点
という驚異的な成績を残して見事三冠王に輝いた選手であった
そんなバースが活躍してからおよそ20年...
数々の外国人選手が阪神タイガースを再び日本一にすべくやってきたが
やはりバースを超える存在が現れることは今だになかった...
しかしそんな中
阪神タイガースをおおいに盛り上げてくれた助っ人外国人がいたことも事実!
今回は阪神が日本一になった以降に生まれ阪神ファンとなった僕が選ぶ
伝説の助っ人バースに負けないようなインパクトを残してくれた選手を3人ご紹介します!
マーク・ジョンソン (1999)
1999年に来日した助っ人外国人
実は僕が阪神ファンになったきっかけはこのジョンソンだったかもと思うぐらい好きな選手であった
同期入団の現役バリバリメジャーリーガーであったブロワーズを師匠と仰いでいたジョンソンは
そしてブロワーズが打撃不調になった際は弟子として変わりに4番を務め前半戦だけでなんと19本ものホームランを打つといった師弟愛を感じさせるプレーを見せてくれた
中でも印象深いのは
7月8日の対ヤクルト戦で9回裏2点差からランナー二・三塁で代打逆転サヨナラ3ランを決めたあのシーン
ホームランを打ったあとに甲子園球場で拳を高々と突き上げて雄叫びをあげたあの瞬間
当時生中継で見ていた中学生の僕の心を鷲掴みにしてくれました
野球選手ってカッコイイ!
そう思わせてくれたのがジョンソンでありこのサヨナラホームランであった
その後もジョンソンは当時中日の抑えであった宣銅烈からも同じケースで逆転の3ランホームランを打つなど劇的な場面に強い選手であった
しかし実は後半戦のホームランはこの1本だけで終わってしまいジョンソンはこの年に阪神を去ってしまった
その要因としては師匠のブロワーズが先に成績不振で解雇されてしまったショックが原因だったようでもしもブロワーズがいてくれたらジョンソンはもっと活躍していたかもしれない...
そんな思いを今でも抱かせてくれる選手であった
トレイ・ムーア (2002-2003)
阪神が2003年にリーグ優勝を決めた1年前に来日した助っ人外国人ピッチャー
ドラゴンボールに出てくるナッパのような髭とスキンヘッドの顔のインパクトも去ることながら2年連続で10勝あげるなど先発ピッチャーと大きく活躍しファンの心をつかんだ選手であった
しかしムーアが与えたインパクトはこれだけではない...
バッティングが凄まじくうまかった!
特に2003年阪神がリーグ優勝したときの打撃成績は
打率.326(43-14)、5打点
と野手顔負けの成績であった
またオールスターゲームのファン投票でムーアが一塁手として3位に選ばれたこともあった
もし実現していれば日本ハムの大谷が現れる前に二刀流ブームが起きていた...かもしれない
ムーアはその後も日本シリーズで先発ピッチャーで登板しダイエーの和田(現シカゴ・カブス所属)からヒットを打つなど投打で活躍を見せた
しかし残念ながら阪神日本一の夢はかなわずムーアもこの年で退団となってしまった
翌年2004年にムーアはオリックスに移籍
ここからは個人的な話なのだが
オリックス時代に友達が外でジョギングしているムーアを見たことがあるらしく
声をかけたところ気さくにサインや写真に応じてくれたという
そういうエピソードを聞くと日本のファンを好きでいてくれる外国人は今になっても愛すべき存在なのです
アンディ・シーツ (2005-2007)
2003年に来日し広島カープに入団
その後2005年に阪神に移籍してから3年間阪神でプレーをした助っ人外国人
シーツは広島に入団した当初はカープの守備力向上のため守備職人として期待されていたのだが
打撃センスもよくシーズン途中で4番を務める活躍をみせ
阪神に移籍してからも主力選手として活躍を続けリーグ優勝に大きく貢献した
阪神はこれまで外国人ピッチャーには恵まれていたもののバッターに恵まれない球団であったが
オリックスから移籍をしたアリアス(2002-2004)に続く当たり外国人バッターということもあり
ファンとしても期待も大きかった選手であった
この頃の阪神は新しい外国人バッターを穫ることよりも他球団で活躍した選手にオファーをすることが多かったので
それだけもうハズレをひきたくないという思いが強かったんだと思う
そんなシーツであるが2007年に残念ながら高年俸・高齢を理由に自由契約となってしまったが
「愛する阪神タイガース以外でプレーする気はない」
と言い残し現役を引退...
こんなに阪神を愛してくれる外国人が去ってしまったのは悲しいことであったが
実はシーツの活躍はこれでは終わらなかった
シーツはその後阪神愛が認められたのか2009年にタイガースの駐米スカウトに就任
そしてこの年のオフにシーツがスカウトした選手こそが...
マット・マートン!
おそらく「バースの再来」という言葉が最も似合う外国人であろうマートンは
来日1年目からいきなりセパ両リーグ通じて最多の214安打を放ち
その後もコンスタントに活躍を続け今年2014年には初の首位打者に輝いた
阪神ファンでなくても知る人は多いバース以来の最強助っ人外国人として活躍を続けている
そんな現在の阪神を支えてくれたマートンを連れてきてくれたシーツに阪神ファンとしては心から感謝したい
2015年の阪神タイガースにひとこと
このように阪神を語るうえで助っ人外国人は欠かせない存在ではあるが
その結果生え抜きの選手があまり開花していないという現状も事実
今年2014年リーグ2位から日本シリーズ進出を決めたのだが
- 打点王のマウロ・ゴメス
- 首位打者のマット・マートン
- 最多勝のランディ・メッセンジャー
- セーブ王の呉昇桓
タイトルホルダーが4人も出たがどれも助っ人外国人...
今年オフには鳥谷がFAでメジャーに挑戦するかもしれないので
来年は外国人選手の活躍はもちろんであるが
FAで獲得した選手よりも上本、梅野、伊藤隼、狩野などなど
阪神から生え抜きの選手がどんどん活躍してくれるようなシーズンを期待しております!!!
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